医療従事者に必要なコミュニケーション
コミュニケーションの概念について考察します。
医療機関だけでなく、一般企業でもよくコミュニケーションが不足している、あるいは情報の共有ができていないと言われます。コミュニケーションが円滑にいかないとはどういうことかを確認しておきたく思います。いまさらなにを?と思われるかも知れませんが、確認します。
コミュニケーションとは、「複数の人間や動物などが、感情、意思、情報などを受け取りあうこと、あるいは伝えること」です。
コミュニケーションによって、受け取られる/伝えられる情報の種類は、感情、意思、思考、知識など様々である。そして、受け取られる/伝えられるための媒体としては、言葉、表情、ジェスチャー、泣き声、分泌物などがあります。
たとえば、犬のおしっこは、自分の縄張りを仲間に知らせるというコミュニケーションの手段ですし、ミツバチの「尻ふりダンス」は「この下にお花畑があるから集まれ」というサインです。これもまたミツバチのコミュニケーションツールなのです。
その中で言葉というコミュニケーションツールは、人間だけが持っている特長なのです。