挨拶はコミュニケーション

来院された患者さんに対する声がけは大切です。まず、声がけの「第一声」となるのが、挨拶です。
日常において数え切れないほど行っている挨拶をしていますが、この役割について考えたことはありますか?
ある病院の医師から次のような話を伺いました。
「外来にお越しになった患者さんからこれからも頑張って治療するという手紙をもらったんだよ。とてもうれしくてね。やっぱり挨拶は重要なんだね。」この医師は、他の病院から紹介された患者さんの初診時の応対を変えたということでした。応対場面を再現します。

特に初対面の患者さんには、挨拶はとても重要な役割をしています。
挨拶には「あなたの存在に気づいています」「よろしくお願いします」などの前向きなメッセージが含まれていています。 挨拶は、相手と心理的な結びつきを持ち・より良い人間関係を作るために、重要な役割を持っています。つまり、挨拶は、患者さんとあなたのコミュニケーションの第一歩なのです。
例えば、不安な気持ちで来院された患者さんは、あなたのかけた“その一言”で安心され、心を開いてくれるでしょう。反対に、目や顔を合せても、挨拶すらしなければ、相手は自分が無視されたと思い、不快な気持ちになります。